アラサー女の二死満塁ブログ

ピンチでもありチャンスでもある

不妊治療 序

こんなパッパラパーでスカポンタンな私だが

子どもがほしい。


妊活をはじめてから

あっという間に2年が経過した。

街ゆく妊婦の姿とか

SNSでの流れ弾的な出産報告とか

そういうのが辛いと感じるフェーズは

とっくの昔に通り越した。


とはいえ現在進行形で精神の波が

うねうねに押し寄せているが

どんなに辛くとも

「のちのちネタになる」という魔法のワードが

頭に浮かんだ瞬間、脳内でニヤリとしてしまう。


関西人の哀しい性だな。


センシティブな話題だが

なるべくポップに読めるよう

ギャルのごとくバイブスブチアゲで

したためていこうとおもう。

 

※生々しいハナシなので

読みたくないひとが避けられるように

このシリーズのタイトルは

わかりやすくしておきます。

日常の話は今までどおり、

なんのこっちゃわからんような

好きな曲の歌詞の一部です。

滑走路 用意できてるぜ

肌がドンぐすみしている。

「くすみ」どころではない。

「ドンぐすみ」だ。

 

いつもと違う環境に

一週間ほど身を置いた。

そこで不意に撮られた私の肌は

引くほどくすんでいた。

 

どんな感じか。

簡単に言うと透明感が仕事してない。

琵琶湖の南のほうの水質に似ている。

怠惰に濁っている。

とても疲れてみえる。

実父由来の色黒が原因ではない。

いつものケアをすれば色黒なりに

北湖(琵琶湖のきれいなほう)に

近づけるのだ。

 

くすみの原因はいくつかある。

◆肌の水分不足

◆血行不良

◆ターンオーバーの乱れ

 

…心あたりがありすぎる。

 

お水にザブンする系のアウトドアスポーツをやった。

日焼け止めは私の肌から離脱してしまったので

かなり紫外線を浴びた。

日焼け、紫外線は

「肌の水分を奪い」、「ターンオーバーを遅らせる」

 

熱めの風呂に1日3回くらいつかって

かなり汗をかいた。

過度な発汗は「肌の水分を失う」原因のひとつだ。

 

冷房をガンガンに浴びたうえに、

気温が低い地域にいた。

なるべく肌は覆っていたが

体がかなり冷えた。

冷房も「血行不良」の原因だ。

 

ほぼ毎日気を失うように寝ていた。

完全にスキンケアをおろそかにしていた。

特に角質ケアのステップは

荷物削減のためベンチ入りしなかった。

「水分不足」「ターンオーバーの促進不足」である。

 

くすむために生きてるとしか思えない。

南湖まっしぐらよ、

ブラックバスも逃げ出すレベルの濁りよ。

 

さて、反省文を書き終わったところで

肌をもとに戻していくことにする。

 

まず体をあたためる。

自宅の風呂にぼちぼちの温度で湯を張り

みぞおちくらいまで浸かる。

 

毛穴が開いたところで角質ケアする。

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これとても好き。

肌がむき卵みたいにキュッとして

ちょっと明るくなる。

冬はゴリゴリに乾燥するので

暑い時期のみ使用している。

 

風呂からあがり、まずこいつを。

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フェイスオイル。

イランイランがブレンドされてるので

肌を引き締めてべたつかない。

ジュニパーベリーはデトックス効果があるから

軽くマッサージする。血行促進。

水溶性のオイルであれば

肌を柔らかくしてお水の通り道をつくるので

水分補給のお手伝いをしてくれる。

 

軽くティッシュオフして

溺れるくらい化粧水をブチ込む。

 

仕上げにコレ

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水分パック。

シートマスクに比べて

ゴミが出ないのがよい。

肌がプルプル通り越して

ぶるんぶるんになる。

長風呂中に使ってもよし。すき。

 

悩み→原因→解決策 で考えるのが

頭よさそうに見えるから

そのようにしている。

頭よさそうに見られたい年頃である。

 

かくして私の肌は徐々に

北湖に戻りつつある。

これからも実父のガングロDNAと

うまく付き合いながら

透明感のある黒を目指していく。

 

 

Sugar!!/フジファブリック

なんでも順番があるでしょ

冷蔵庫のなかに

麦茶サーバーが爆誕していた。

 

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ドリンクバーみたいで相当楽しい。

 

我が家はキャンプをやるのだが、

世間の波に逆行し

真冬をキャンプシーズンとしている。

(夫が虫嫌いなため)

今は我々にとってはオフシーズン。

なので、行き場を失ったアウトドア用品に

白羽の矢が立ったわけだ。

 

 

「白羽の矢」

大抜擢とか重要な役割に選ばれたとか

良い意味やと思ってたけど

調べたら

 

日本の昔の伝承に、鬼神や祟り神など様々な神様による災いから村を守るために神様への生贄として選ばれ差し出される少女の家の屋根に白い矢羽を持った矢が目印として建てられていたとされています。


当時は白羽の矢が立つということは「犠牲者として選ばれた」ことを意味していました。

 

ギセイシャトシテ エラバレタ…?

結構むごい、無慈悲

 

うちのウォータージャグちゃん、安心して!!

夏が終わったらお役御免とかないから!!

そりゃあでっかい他のジャグ買ってから

あなたは使っていなかったけども!!!

捨てたりしないよ!!!

 

 


ところが生贄に選ばれることは名誉であるとされていたり、川を流れてきた白羽の矢を見つけて家の軒下に挿しておいたところ懐妊して子を産んだという話や、富岡八幡宮では白羽の矢を「開運吉事の当たり矢」と呼び縁起の良いものとされていたこと、白いものは清らかであるなどの考えから徐々に悪い意味を打ち消して現在のいい意味で「選ばれた」時に使うことわざへと変わっていきました。

 

 

 

日本語って面白いな

昔から国語だけは成績良かったんですよ

高校の模試で校内7位取ったり

(数学は下から20番目でしたが)

 

 仕事のこと以外にも

またいろいろ勉強したいなあと

麦茶をすすりながら考えている

 

 

 GLITTER/Perfume

退屈が忌ま忌ましい

自由研究に苦い思い出がある。

 

小学生高学年のときに

なにを思ったか「ジグモ」の研究をすることに決めた。

 

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ジグモって知ってるひといるんだろうか。

木の幹の根本あたりに筒状の巣をつくっているクモで、

そーっとその巣を土からひっぱり出すと

巣から家主がのそのそ現れる。

自宅の生垣の根本にたくさん巣があったため、

小学生当時の私は捕獲を純粋な気持ちで楽しみ

その蹂躙に一日を費やすほどだった。

 

さて、夏休みを迎え、宿題のなかに

自由研究がある。

学習意欲の低い子供だったため

見通しもクソもなく、マイブームをテーマに設定してしまったのだ。

 

研究とは名ばかり、

図書館に赴き、書籍の内容をそのまんま書き写す。

ただの作業である。

しかも、本やネットで調べてもその情報は薄く

簡単な生態しか出てこない。

模造紙が一向に埋まらない。

焦りを覚えつつも、締め切りが迫っていたため

苦肉の策で

・採取したクモの巣を添付(地獄絵図である)

・画面にでかでかとクモの絵を描きちらし

提出した。

 

2学期が再開し、授業内で

自由研究発表の時間が設けられた。

貯金箱や工作をした者は展示のみで発表は免除。

でかい模造紙組が順番に前に出て発表する。

 

クラスメイトの発表を聞いていた。

アリが何に食いつくかを実験して統計グラフにした、

母といろんな味のクッキーを作った、

日本史の年表にイラストを描いてみた、などなど。

 

ここで頭によぎったこと

 

私の研究内容、薄い上に気持ち悪くない…?

 

 

みぞおちが痛くなって汗がぶわっと出はじめた。

小学生高学年女子といったら

こころもからだも発達してくるころで。

他人からの見られ方やら立ち回り方やら

気になり始めるころで。

 

なのに、ジグモって。

誰も知らんでこんな虫。

しかも研究じゃなくて蹂躙の証。

ひねもす巣を破壊してたやつ、捕虜の生態を淡々と模造紙に書いたサイコパス、のレッテルを貼られるかもしれない。

私もオカンとケーキとか作ればよかった。

後悔してももう遅い。

次は私が前に出る番だ。

 

クラスメイトがみんな私を見ている。

「ジグモの研究」とだけ書いてあるほぼ白のままの模造紙に視線が注がれる。

何を発表することがあるのか。

ネットで調べれば出てくるようなことだ。

それともなんだ、私の蛮行を目の前の27人に晒せと?

恥ずかしい。目が回る。声が出ない。

気付けば涙が止まらずに、私の出番はスキップされた。

 

ああ苦い。とても苦い。

絶妙にネタにしづらいエピソードを

消化したわ。

このころから自意識を拗らせている。

 

 

やつつけ仕事/椎名林檎

 

それぞれの思惑 途中で裁断

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ベッドの脚に左足の小指を強くぶつけた。

誰かに呪われてるかもしれない。

 


噂されているとくしゃみが出るとよく言うが、

足をぶつけるのもそのたぐいと思っている。

 


理由は簡単、私がそうやってしばしば

他人を呪うからだ。

 


昔から怒りの感情が欠落しがちなので

自ら怒りを発したりはしない。

そんな私が他人を呪うのは

常に誰かのためだ。

 


身近なひとから愚痴や相談で

「こんな人に困ってて…」というのを聞くと

 


大丈夫、そのひとには

"小指ぶつけまくる呪い"を

かけといたから

 


と物騒なことを言い放ち

クネクネと意味深な手の動きをする。

こうして陳腐な呪いをかける。

 


他にも

"足の臭さがとれない"

"ビニール袋を捲れない"

"自販機のお釣りがぜんぶ十円玉"など

バラエティに富んだ呪いをかけている。

 


ろくなアドバイスができない人間なので、

ちょっとでも笑って欲しいという理由で

大変バイオレンスな発言をしている。

 


しかし、人を呪わば穴ふたつ。

 


先ほど私はきっと

己のかけてきた

小指に関する呪いを全回収した。

 

ぐあ…っ!と可愛げのないうめき声をあげ

ベッドに倒れ込む。

私は大人だ、泣いたりしない。

今まで他人に浴びせてきた呪詛が

走馬灯のように駆け巡った。

 


真の敵は己である、と再確認した

肌寒い夏の日であった。

 

ブレーキはノー/YUKI

今も考えてる ずっと考えてた

我が家の料理担当は夫だ。

私は料理をしない。

理由はさまざまある。

とにかくやりたくない。

 


まず食に執着がない。

そして探究心がない。

生命維持できればなんでもいいと思っている。

 


朝は納豆ごはんか釜玉うどんだし、

昼は職場近くのおこわ屋で買う

カボチャコロッケ弁当。

あまりに同じものを食べすぎて、

おこわ屋さん全スタッフに顔を覚えられてしまったほどだ。

 


美容と健康のために

タンパク質やら野菜やら摂らねばと

考えるようになったのも最近の話だ。

 

 

 

もうひとつの理由としてあるのは

クリエイティビティの欠如だ。

 


何かを生み出すことが苦手だ。

美容師だったときに初めて気付いて

ブチ当たったことだが

つくる、デザインする、創造することに

強烈な苦手意識がある。

 


マイナスをゼロに戻すことの方が

向いていると気付いてしまった。

カットやカラー、パーマよりも

トリートメントやスパの技術が好きだった。

同じように、料理よりも

掃除や皿洗い、洗濯、片付けが好きだ。

 


(得意分野が真逆だったため夫とは結婚できたようなもんだ)

 

 

 

そんな私が料理をした。

話の流れをぶった切るようで悪いが、

料理をしたのだ。

 


私が休日で夫が仕事だったことと、

最近お世話になっている

オイシックスのキットが何だか

簡単そうに見えたからだ。

普段夫に任せてしまっている負い目もあり

嫌悪をふりほどいて冷蔵庫を開けた。

 


オイシックス、ご存知だろうか。

2人分のメニューのレシピと材料が

使い切りで入っている。

設計図とパーツがあるのだ。

0→1は嫌だがこれはもはや私の中では

0.5→1だ。

 


A6サイズのレシピをじっと眺める。

超初心者の私でもできそうなことしか書いてない。

よし、いける。

 


パプリカとピーマンを斜めに5ミリ幅で切る。

(めちゃめちゃ遅いができる)

エリンギを食べやすいサイズに縦に割く

(食べやすいサイズは人によるやろ)

(さけるチーズみたいで楽しい)

もやしは洗うだけ

(洗い物増やしたくないな)

 


豚肉をビニール袋にほぐし入れる

(一枚一枚がでかい)

しょうゆをいれる

(我が家のしょうゆの種類が多すぎて涙目)

酒をいれる

(これスーパーで一緒に買ったやつ!!!)

こしょう適量

(初心者殺しやん)

よく揉む

(得意ですわかります)

片栗粉入れる

オイシックスさんのキット内)

 


ここで夫帰宅

なんだか嬉しそうな顔をしている

私は満身創痍である

てっきり代わってくれるかと思ったのに

「途中からやと分からんもん」とニヤニヤ

くっそ、やり切ったるわ

 


焼きそばの麺をフライパンで焼く

(油ハネこわい…こわい…)

皿に盛る

(トングってめっちゃ便利やな)

お肉炒める

(油めっちゃハネル!!イタイ!!コワイ!!)

エリンギ投入

(しんなりがわからん自己申告してくれ)

野菜投入

(フライパン落ち着いてくれた)

調味料投入

(いいにおいしてきた!!)

 


盛り付け

夫がニヤニヤしながら

「こっちの皿が自分でこっちが相手の、とかある?」

と聞いてきた。

あるよ、と答えたら

「だよね」

と嬉しそうにしていた。

 


夫の皿のお肉を多めにしようとしたり

なるべくキレイに盛れるようにしていたのが

見透かされたようで照れ臭かったのと、

きっと夫も同じように

私が喜ぶように盛ってくれているのだと

身を持って感じ、じんわりきた。

 


完成

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チンジャオロース焼きそば、爆誕

 


夫は私の背後で副菜と汁物を

あっという間に用意してくれた

やはりできる男だ

 


夫は

(私)が作ったものを食べられるなんて

感動だ!!と言いながら

こんなめでたい日に飲まずにいられるか!!と

飲酒の理由にした。

 


久しぶりに作った料理は

オイシックスの味だったが、

なかなか感慨深く、美味しく食べられた。

 


ほんのちょっぴりだけ、

料理への抵抗がなくなったかもしれない。

ほんのちょっぴりだけね。

 

 

 

食べ終わり、気恥ずかしくて

ささっと片付けを終わらせた。

 


夫はそれに気付いてなかったらしく

30分後くらいにいきなり

「今日は僕が片付けないとだね…!」

と言い出したが、すでに片付いた

空っぽのシンクを見て

愕然としていたのがとてもよかった。

 

 

会いに/フジファブリック

奇跡じゃなくていい

今年も始まったね夏の甲子園

 


ハラハラドキドキすることが

正直苦手なので、直視できず

BGMのように流し見している。

 


余談だが、映画を見るときも

必ずネタバレを読んでから

映画館に向かう。

理由はいくつかある。

 


①展開を知らずに見ると

心がぎゅわんぎゅわん揺らされて

観賞後の疲労がひどい

②結末を知っている方が

たくさん配置されている伏線に気付ける

 


というのもあって、

甲子園もライブで見る必要はない。

野球速報アプリで結果と成績をチェックし

わくわくしながら熱闘甲子園

(夜中に放映されるダイジェスト番組)を

みるのが私にとっては至高だ。

 


それでもかけ流す理由、それは

ブラスバンドだ。

球場を包む吹奏楽が大好きなのだ。

 


数年前、夏の甲子園観戦をした。

朝の5時半から並び、

勝ち取った三塁側特別自由席(2000円)。

 

 

 

座って一息つき、早起きの代償もあり

うとうとしようとしていたら

一塁側アルプス

作新学園ブラスバンドの演奏がもう

どえらいことで。

相手校(失念しました)とは

比べものにならない。

 


爆音。立体。え?隣にいます?くらいの迫力。

鳥肌がスタンディングオベーション

一気に目が覚めた。

 


常連校、常勝校のブラスバンドはやはり

勝ち方、勝たせ方を知っているのだ。

甲子園の魔物は音楽にも精通しているのか。

鳥肌でザラザラになった腕を撫でながら

そんなことを考えていたのを

うすぼんやり思い出した。

 


ということで、今日もわたしは

夏の甲子園をBGMにし

一日を怠惰に過ごしていく。

 

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※定番ですが

・ジョックロック

・タイガーラグ

・アフリカンシンフォニー が

大好物!!!!です!!!!

 

 

 

宿命/Official 髭男dism