不妊治療 風疹ワクチンで休戦編
風疹。妊娠した状態で風疹に罹患すると、胎児に重篤な障害が出てしまう。なのに、妊娠中にワクチンは打てない。
抗体値が低い場合、子どもを望むなら妊活前にワクチンを打つ必要がある。
(詳しくはググってくださいませ)
風疹ワクチンを打ったあとは、妊活は2ヶ月休まねばならない。
2ヶ月…だと…
こんなに!!残弾数が少ないってのに!!
貴重な2ヶ月!!卵子2個を犠牲にしろと!!
まさに出鼻を挫かれた状態だった。
仕方ないこととわかりつつも、落ち込んだ。
自分の体がとことん妊娠向きでないと言われた気がして、内臓がズドンと重く感じた。
夫に連絡した。
「かくかくしかじかで、2ヶ月お休みになりました、ごめんなさい」
夫からの返信
「では2ヶ月間キャンプざんまい、その後妊活祭りだな」
楽しい感じにしてくれてる。
私は私を責めたが、夫は私を責めなかった。
(まあ責めたところで風疹の抗体が増えるわけではないが)
さらに夫、
「その間に僕の検査もしておくね」
おいおい、模範かよ。
主体性がありまくりかよ。
事あるごとに夫の優しさと、目的達成への邁進っぷりに救われている。
さて、風疹ワクチンの接種だ。
不妊治療クリニックで打ってくれるので後日来院。
コロナワクチンのブログでも書いたが、私は注射がとても苦手だ。
やや半泣きになりながら処置室へ向かった。
目の前にふたりも看護師がスタンバイしている。こわい。
緊張するとヘラヘラしてしまう私は、看護師(おばちゃんとお兄さん)に向かって
「注射こわいけど頑張りますう〜」と愛想を振りまいた。
すると、ふたりはスーパー応援モードにシフトしたのか
「頑張れー!ちょっとチクッとしますよー!大丈夫よー!がんばれー!はい終わったがんばったねー!!」
と、盛大に励まされながら注射は終了。
処置室が小児科になった瞬間を垣間見た。
これが2020年3月のころ。
お休みの2ヶ月間はちょうど初めての緊急事態宣言が重なり、結局キャンプもそこそこしかいけなかった。くやしい。