ドレスルームで暮らす短い夢をみる
眉毛。目の上に弓状に生える毛。
この毛の扱いに日々踊らされているのが私だ。
元々しっかりめに生えていることもあり、恥ずかしながら社会に出たてのころは整える以外には何も手を加えていなかった。
勤めていた美容室ではメイクの技術トレーニングを受けねばならなかったので、例のごとく私も受けたのだが
アイブロウメイクってめちゃくちゃ難しくないか。
まず左右対称に描けない。いきなり致命的だ。
人によって眉毛の生え方も違うし、顔のかたちや骨の感じも全然違う。正解がわからない。
(このころからじわじわと「人に技術を施すのは向いてない」と思っていたかも)
とりあえず自分の顔だけでもできるようになろう、と己の顔面で練習しはじめたのがわたしのアイブロウメイクの始まりだったかもしれん。
顔の印象の大半は髪の毛と眉毛で決まる(わたし調べ)。
眉毛も髪と同じく(むしろ幅広く)毎日マイナーチェンジができるのがおもしろい。
太さを変える、アーチを少しゆるやかに、色をかえてみる、などなど。
仕事のときははっきりと濃いめに、シャープに描いて頼りがいのある感じに。
休みで出かけるときは服とメイクに合わせてふわっとラフに描く。
あんなに人に描くのは苦手だったのに、今は楽しめている。
毎日鏡を見ていれば自分の眉毛のくせや対処法もわかってくるものなんだな。日々の繰り返しの賜物だ。
メイクが楽しくなってくると、色々揃えたくなってくる。
今回、欲しかったけど売り切れでずっと手に入らなかったアイブロウブラシをようやく買えた。仕上がりに感動したのでブログに残しておく。
フーミーのアイブロウブラシ。
(メイク好きの方からすると「いまさら?」となるかもしれない)
なにがいいって、大きさがいい。
今まで使っていたものと比べると段違いの大きさだ。
工程数が圧倒的に少なくて済む。
今までは「パウダーちょん、眉毛にちょんちょん、パウダーちょん…」とパウダーと眉毛間を十数回往復していたが、
フーミーのブラシは「パウダーちょん、眉毛にドン!」を片眉につき4往復でwell doneだ。
もはやスタンプに近い。
大きめブラシなのに、パウダーの色さえちゃんと選べばキリッと感もふんわり感も自由自在なのもすごい。どうなってんだこりゃ。
売れている理由がわかる。簡単だもの。メイクが上手くなった気になる。
2千円弱で手に入る自己肯定感ですよこれは。
今現在、前髪がすごく短いうえにパーマヘアなので、眉毛を太く描きすぎるとゆにばーすのはらちゃんに似てしまう。
気をつけていこう。