ファズの利いたベースが走る
ワクチン接種を終え、帰宅。
打った左腕も、体の調子も変化なし。
ゆだんたいてき、おでんたいやき。
大人しくしておこう。
19時ごろ。平熱。左腕が少し痛い。
とはいえ動かしづらいな、という程度。
筋肉痛のような感じ。
22時ごろ。頭が痛くなってきた。
熱を測る。
37.8℃
きちゃった。そうだよな。
上司に連絡(随時連絡せよと言われていたため)。
明日の朝また続報いたしますと伝えた。
倦怠感。頭痛。左腕は触るとすごく痛い。
とりあえず寝室で横になる。
常に仰向きでないと左腕が痛い。
左を下にするのはもってのほか、右を下にしても、左腕の居場所がなく(どこに置いといても痛いため)断念。
くっそ。不愉快だ。
朝方3時に目が覚める。
36.8℃
高めではあるが平熱。と思いたい。
喉の奥と息が熱いので、こりゃまた熱出るかもな、とぼんやり考えていた。
6時に目が覚める。
37.7℃
これはだめだ。上司に連絡。
お休みをもらった。
夫「頭痛はどう?」
私「横になっていれば大丈夫。縦はわからん。」
スポーツドリンクを飲みまた寝る。
11時ごろ起きた。
立つと左後頭部がガンガンする。縦はやはりダメみたいだ。
よろよろしながらリビングへ。
37.8℃
夫がそうめんを用意してくれた。
美味しい。しみる。天才だ。
ソファで甲子園を見ながら横になる。
15時に目が覚める。
38.7℃
ぎょっとした。年始に罹患したときでさえ最高体温は38.2℃だった。副反応で超えてくるのやめて…
クーラーが効いているのに汗が止まらない。
汗かいてるのに寒い。なんだこれ。
17時。
39.1℃
さらに超えてくる。もはや笑えてくる。
体温計の写真撮っておけばよかったな。
動くと頭痛がするので動きたくないし、何も食べたくない。
19時。急展開。
猛烈にお腹が減ってきた。
夫に伝えると「優しいの作るわ!」と。
あっという間にいい匂いの玉子丼が出てきた。
(親子丼の親いないバージョン)
美味しい。しみる。天才だ。
3分の2くらい食べたとき、ふと思い立って体温を計測。
36.2℃
体温と食欲は反比例するのだと感心した。
頭痛はするものの、高熱がなければ倦怠感はさほどないため今がチャンスとばかりに家事を推し進める。迅速にシャワーを浴びる。
横になっている時間があまりに長く、少し縦になっただけでものすごい疲労感だ。
22時ごろ力尽き就寝。
ワクチン接種後2日目、朝7時。
38.0℃
だめだ。下がらない。
上司に連絡。またしても私傷病休暇に。
ぐうう、つらい。職場に迷惑かけてしまってる。
妊活のためにつけている基礎体温グラフがえらいこっちゃになってしまった。
違法建築のジェットコースターか?
息が熱いので喉も熱くてつらい。
頭もズキズキする。
左後頭部でティンパニ鳴らしてるひとがいる。
体温を入力したところで力尽き、また寝る。
10時ごろリビングへ。
37℃台(ここから記録していない)
よろめきながら食パンを焼く。
冷蔵庫上段にあるジャムを取ろうと左腕を伸ば…しかけたところであがらないことを思い出し救援、右腕。ここ2、3日ほど登板過多である。(肩だけに)
ここから37℃台をさまよい、夕方には平熱に落ち着いた。
翌朝も平熱。喉も息も熱くない。
こうして、ようやく、
副反応:発熱の部が閉幕した。
左腕は、接種から4日経った今現在痛みはない。
そのかわり、3日目あたりから猛烈な痒さに襲われている。
腫れも相まって、ブヨに噛まれたんか??と錯覚するレベルだ。
頭痛薬をムヒに持ち替え、これからも様子を見ていく。
夫の副反応は私より(多少だが)軽かった。
体温が高いほうがリビングのソファで横になる権利を得る「検温ダービー」は私の全勝だった。すまん、夫。
腕の痛さは多分同じくらい。
頭も痛いようだった。
■用意しておいてよかったもの
・飲むゼリー(ウィダーラムネ味美味しかった)
・スポーツドリンク(私ひとりで2L飲んだ)
・冷えピタ
・氷枕
・保冷剤(首やら脇やらいたるところを冷やしたら楽だった)
・ソファで寝るときはバスタオル(滝汗対策)
・解熱鎮痛剤
■困ったこと
・脱衣が地獄(腕があがらん)
・シャンプーができない(腕があがらん)
・着衣も地獄(前開きのパジャマを着るような丁寧な生活は元々してない)
・二人で熱が出るとリビングが死屍累々状態になって地獄
まだ数日はセルフ健康観察をしながら大人しく過ごすつもりだ。
万が一のことが起こらないよう、ご先祖さまの方向に手を合わせる日々を送るとする。
茜さす 帰路照らされど…/椎名林檎